昨季はセルティックでゴールを量産してリーグ最優秀選手賞に輝いた日本代表FW前田大然。ところが、今シーズンは公式戦12試合に出場してわずか2得点と苦戦している。

起用されるポジションについても、左サイドや右サイド、センターフォワードと代わる代わる違う役割を任されており、試合ごとに前線のコンビが変化するような状況にある。

一方、その中で台頭しているのが今季加入したFWケレチ・イヘアナチョ。セビージャから加入した彼は、9月25日のツルヴェナ・ズヴェズダ戦で途中出場からゴールを決めるなど公式戦5試合で2得点と結果を残し、センターフォワードのポジションを確保した。

『67hailhail』によれば、『Go Radio』に出演した解説者のピーター・グラント氏が、セルティックの前線について以下のように評論していたとのこと。

「イヘアナチョが中央でプレーした時、中盤はもっと良くなるだろうと思うよ。

ブレンダン・ロジャーズ監督はベンジャミン・ニグレンを起用し続けるだろう。もちろんカラム・マクレガーも使われるだろうし、旗手怜央もコンディションが良ければ復帰するかもしれないね。

今季は彼らが最高の状態にあるときも、あるいはそうでないときもあるが、ロジャーズ監督はスタメン出場させてきた。そして、イヘアナチョが中央でプレーしたら、彼らはもっと良くなるはずだ。

それは、他の選手に対して失礼なことを言っているわけではないよ。前田大然については、前から彼はセンターフォワードではないと何度も言ってきた。

イヘアナチョのような選手がセンターフォワードにいれば、選手はボールを送って、走って、そしてさらにボールを貰うプレーができる。ストライカーがストライカーのポジションにいることがわかっていれば、中盤の選手も助けになると思う」

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前田大然がセンターフォワードとしてプレーするときと比べ、イヘアナチョは中央の選手らしい動きをするため、周りもボールを預けやすい状況になるはず…とのことだ。

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