世界的強豪リヴァプールで3年目を迎えた日本代表MF遠藤航だが、昨シーズンのプレミアリーグで優勝を果たしたチームは不調に喘いでいる。

4日のプレミアリーグ第7節チェルシー戦に1-2で敗れ、公式戦3連敗になったのだ。

今シーズンも控えになっている遠藤は、この試合では1-1で迎えた後半41分に投入されたが、後半アディショナルタイムに痛恨の決勝点を奪われた。

『talkSPORT』によれば、世界的総合格闘技団体UFCに所属する格闘家パディ・ピンブレットがこんな話をしていたそう。30歳のピンブレットは、リヴァプール生まれで、地元リヴァプールのファンでもある。

「俺はモハメド・サラーが大好きだ。我がクラブで史上最高の選手のひとりさ。だが、彼は交代させる必要があった。ひどいプレーをしているなら、交代させられると思っていた。

遠藤の投入はこれまで見た中で最悪の交代のひとつだった。

フェデリコ・キエーザを投入しろよ。勝っている時に守りを固めるような選手ではなく、試合を勝たせる選手を投入しろ。

正直、アルネ・スロット監督が何をしているのか理解できなかった。なぜ遠藤を投入したのか?」

守備固めの遠藤ではなく、勝ちに行くための交代を見たかったようだ。

一方、かつてリヴァプールで300試合以上に出場したレジェンドである元スコットランド代表DFスティーヴ・ニコルは、『ESPN』でこう述べていた。

「終盤のリヴァプールは完全に崩壊していた。

遠藤は勝点を奪うために投入されたわけではない。(交代になった)アレクシス・マカリステルは疲れ切っていた。だから遠藤が投入されたんだ。

これは戦術的な交代ではなかった。なぜなら、遠藤が出場した瞬間から試合終了のホイッスルまで、リヴァプールはまるで騎兵隊の突撃のように突き進んでいたからね。

サラーは、リヴァプールがボールをキープできないことで誰よりも苦しんでいる…最大の問題は、リヴァプールがパスを3本もつなげられないことだ」

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