日本代表の主力選手として活躍してきた伊東純也と三笘薫。

2人はともにウィングとしてプレーしており、伊東は右サイド、三笘は左サイドを主戦場とする。

その2人が契約するPumaの企画で対談した様子がYouTubeチャンネルで公開された。

「最近スピードがヤバいと感じた選手」というテーマではこんな話をしていた。

三笘「フランスは前シーズンだったら(キリアン・)エムバペじゃないですか」
伊東「そう。でも俺はヌーノ・メンデス!」
三笘「そんな速いの?」
伊東「バカ速かった、ビビった(笑)今ノッてる選手。対峙したなかでは一番ヤバかった」
三笘「縦のスピード?」
伊東「うーん…プレスのスピードもそうだし、全部速い」
三笘「やっぱり寄せのスピードが速い選手って嫌っすよね」
伊東「嫌だね。しかも、(ヌーノ・メンデスは)無理がきくから」
三笘「俺は誰かな…(トレント・アレクサンダー=)アーノルド選手とかキックの印象が強いじゃないですか。足も速いですよ、普通に。速いし、腕も強いし。やりづらいですね。でも、(カイル・)ウォーカー選手ですね」
伊東「前も言ってたね」
三笘「ボールが大きくなったら、かっさらわれる感じがする。後ろから追われる迫力が一番すごい選手でしたね」

快足で知られる伊東がそのスピードに驚愕した選手は、現欧州王者PSGに所属する23歳の左サイドバックであるポルトガル代表ヌーノ・メンデス。

一方、三笘はマンチェスター・シティで一時代を築いたウォーカー(現バーンリー)を名指ししていた。

ヌーノ・メンデスは時速37.2キロ、ウォーカーは時速37.1キロものトップスピードを記録したことがあるとか。

伊東は、フランス時代に対戦したヌーノ・メンデスとの勝負についてこうも話していた。

「割と真っ向勝負で行くけど、全部ファウルでとめられるみたいな。抜かれるくらいならファウルするみたいな感じだから。

なるべく縦に行きたいから、中に行くふりをするけど、ヌーノ・メンデスとかは、(縦に行きたいけれど誘導されて)自分が中に行っちゃうよね。中に入ってコンビネーションとかやりたいけど。

縦で何回か勝負したけど、完全に抜き切るのは無理だったね。クロスまではいけたりするけど」

完全に相手を抜くことはできなかったそう。

日本代表史上「最速のスピードスター」6人の“爆速王”

三笘は、いまは分析が進んでいるため、相手を完全に抜き切るのはほぼ不可能としつつ、試合中に1回あるかどうかの抜き切る場面をどこで使うかを考えているとも語っていた。

【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉GKホセ・スアレス「毎日不安に襲われた」無所属期間を乗り越え日本一の守護神へ