MLS(アメリカ1部)のインテル・マイアミは7日、元スペイン代表DFジョルディ・アルバの今季終了後の現役引退を発表した。
1989年生まれのアルバは現在36歳。スペイン1部の名門バレンシアの下部組織出身で、19歳のときに期限付き移籍中だったスペイン2部のヒムナスティックでプロデビューを果たした。
2009年にバレンシアに復帰すると、すぐに左サイドバックのポジションを確立。
2012年に移籍したスペイン1部のバルセロナでは、マイアミでも同僚のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシや元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ、元ウルグアイ代表FWルイス・スアレスらと同クラブの黄金時代を支えた。バルセロナ在籍11シーズンで、6度のリーグ優勝や1度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇などを経験した。
スペイン代表としても、ユーロ2012と2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグの優勝に貢献している。
2023年から活躍の場をアメリカへ移したアルバは、メッシらと2023シーズンのリーグスカップ優勝と昨季のレギュラーシーズン優勝を成し遂げた。
5月にはマイアミとの契約を2027年のシーズン終了まで延長したが、7日にクラブと自身のインスタグラムで現役引退を発表。元スペイン代表の左サイドバックはインスタグラムに投稿した動画の中で、これまで在籍した各クラブや代表チーム、そして家族へ感謝の気持ちを表明した。
「私の人生の中で本当に大きな意味を持つチャプターを閉じる時が来ました。私は今季終了後にプロサッカー選手としてのキャリアを終わらせる決断をしました。
絶対的な信念と平穏、そして幸福とともにこの決断を下しました。なぜなら、情熱をもってこの道を歩んできた気がするから。今こそ新しいステージを開き、最高の気持ちで前のステージを閉じるのに最適な時です。
フットボールは私にすべてを与えてくれました。最善を尽くしてくれたチームメイト、コーチ、スタッフ、クラブ関係者、そして僕の最大限を引き出してくれたライバルたちに感謝します。
また私の人生を刻んだクラブに特別な感謝を捧げたい」
バルセロナとマイアミでチームメイトのメッシは「ありがとうジョルディ。君がいなくなるのは寂しくなる。ずっと一緒にいたから、左を向いてそこに君がいないのは変な感じがするよ。これまで君がどれだけ僕にアシストをしてくれたか。今度は誰が僕にマイナスのパスを出してくれるんだ?」と、今季限りでスパイクを脱ぐ盟友に想いをつづった。
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