日本代表も戦った2026年ワールドカップのアジア予選が8日に再開。
3次予選で各グループの3位と4位だった計6チームが、4次予選では3チームずつ2グループに分かれ、各グループ1位の2チームがワールドカップ出場権を手にする。
この4次予選はそれぞれカタールとサウジアラビアで集中開催され、8日にその初戦が行われた。
グループAでは、オマーンと地元カタールが対戦。ジャシム・ビン・ハマド・スタジアムにて、日本人の荒木友輔氏が主審を務める中で行われた試合は、お互いが譲らず0-0の引き分けに終わっている。
一方、グループBでは、3次予選で日本と同組だったインドネシアとサウジアラビアが激突。地元サウジに負けない、インドネシアの大応援団が詰めかけたキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムでの一戦は、3-2でサウジアラビアが勝利した。
試合は11分、ケヴィン・ダイクスのPKでアウェイのインドネシアが先制。サポーターが歓喜に沸いたものの、17分にサレー・アブ・アル・シャマトのミドル弾でサウジアラビアがすぐさま同点に追いつく。
その後、アブ・アル・シャマトと同じくアジア王者アル・アハリに所属するフィラス・アル・ブライカンが2点を挙げ、逆に2点のリードを手にしたサウジアラビア。88分に再びダイクスのPKで1点差に迫られたが逃げ切りに成功し、大事な初戦をものにした。
ただ、後半アディショナルタイムに主力選手の一人、モハメド・カンノがレッドカードを受けて退場したため、次戦は出場停止となる。
アジア4次予選はこのあと、11日に第2戦、14日に第3戦が開催予定。3チームによる総当たり戦のため、2チームが中2日の戦いを強いられるのに対し、ホーム開催の1チーム(カタールとサウジアラビア)は中5日と、絶対優位の立場だ。
カタールとサウジアラビアが、“予定通り”にワールドカップ本大会出場を決めることができるのか。まずは11日に行われる第2戦、UAE対オマーンとインドネシア対イラクの試合に注目したい。
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