U-20W杯初優勝を目指したU-20日本代表の戦いは、ラウンド16で終わった。
今大会の日本はグループステージを3戦全勝で突破。エジプト、チリ、ニュージーランド相手に7得点・無失点と強さを見せつけ、優勝候補に挙げられていた。
日本は8日に行われた決勝トーナメント1回戦でもフランスを圧倒。
前半から何度も決定機を作り、シュート22本を放つも、二度クロスバーに嫌われるなど得点を奪えず。
すると、延長戦終了間際にPKで決勝ゴールを奪われ、0-1で敗れることになった。
試合内容的には日本が圧倒しており、勝てたはずの試合だった。
フランスサッカー連盟によれば、U-20フランス代表のベルナール・ディオメド監督も「試合を見た誰もが日本が勝利にふさわしいと思った。彼らは本当に素晴らしかった。試合前の段階でそれは分かっていたし、彼らには脱帽する。W杯で無失点だったこのチームに祝福する、彼らは敗退にふさわしくない。彼らの悲しみが見てとれた」と同情していたそう。
仏紙『RMC』も「小さな奇跡。日本は何度もチャンスを作り、フランスは危機一髪だった」と伝えていたほど。
『L'Équipe』によると、ディオメド監督は「(招集できた)代表選手はわずか19人で、その中には初めて参加する選手もいる。クラブから48人も断られた。ポジションごとに4人ずつだ!拒否した選手もいた。リザーブチームの選手やベンチ要員でも、派遣したがらないクラブがあった」とも語っていたという。
今大会はクラブ側に選手の派遣義務はないため、本来招集したかった48人もの選手に拒否されたとか。フランスは準々決勝でノルウェーと対戦する。
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