2026年W杯のアジア3次予選で日本代表と同じグループCを戦ったインドネシア。

近年のインドネシア代表は、旧宗主国であるオランダ系の選手を多く帰化させ、チーム強化を図ってきた。

今年1月に元オランダ代表FWパトリック・クライファートを監督に招聘すると、3次予選4位で4次予選に進出。

グループ首位になればW杯行きが決まる4次予選は現在、集中開催されている。

ただ、インドネシアは、8日に行われたサウジアラビアとの4次予選初戦に2-3で敗れると、11日の第2節イラク戦にも0-1で敗戦。この結果、インドネシアは敗退が決まってしまった。

イラク戦は後半31分に先制されると、後半アディショナルタイムにはイラク選手が退場になるも、最後まで得点を奪えず。

インドネシア選手たちやクライファート監督は、敗退決定後に思わず涙していた。

また、試合終了後に中国人の馬寧主審がインドネシア選手にレッドカードを提示し、それに憤慨したインドネシアのスタッフが主審を手で突くシーンもあった(なんらかの衝突があったはずだが、主審がレッドカードを提示した理由は現時点で不明)。

『Kompas』によれば、インドネシア代表のキャプテンであるDFジェイ・イゼスは「受け入れがたい結果だ、僕らは感情的にプレーしてしまった。選手たちにはピッチ上では常に審判の判定を尊重するよう強調していたが、審判の判定には失望した」と話していたそう。

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インドネシアは、オランダ領東インド時代の1938年大会以来88年ぶりのW杯出場を成し遂げることはできなかった。

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