英2部シェフィールド・ウェンズデイは、現在ガンバ大阪に所属する元日本代表DF初瀬亮が昨シーズン所属していたことでも知られる。
同クラブは税金滞納、選手やスタッフへの5回にわたる給与未払いによって、さまざまな処分を受けている。
この情報は現地でも連日報じられており、先月にはイギリス政府までもがこの問題の解決に動き始め話題となっていた。
『ESPN』など複数の現地メディアによると、本件に関する独立規制機関の委員長デイヴィッド・コーガン氏はオーナーがクラブを手放す可能性についても言及した。
コーガン氏は、「『最終的に介入するか?』という質問であれば、証拠を集めて何が起こっているかが分かれば介入する、というのが答えだ」と説明した。
「売却を強行するのは最後の手段だ。なぜなら、我々が最も避けたいのは、オーナーと協力してクラブとオーナーが直面している問題を解決できないまま、個々のクラブ、個々のオーナーと関わり始めることだからだ」
「しかし事実として、サッカーの歴史を振り返ると、過去20年から30年の間に、クラブの経営に無責任で、最終的には将来に対する責任を取りたくないオーナーが何人かいたということ。数は多くないが」
無責任なクラブ運営を行うオーナーが過去何人か存在しており、最悪の場合“クラブの売却を強行する”という手段があることを示唆した。
シェフィールド・ウェンズデイそうなる?「降格処分を受けたビッグクラブ」5選
地域のスポーツ振興の拠点として、ある種公共財的な役割も果たすことがあるサッカークラブ。その運営には、名誉と共に大いなる責任も伴うということだろう。