2025年シーズンのJ1は佳境を迎えている。
そうしたなか、『CIES』が興味深いデータを紹介していた。
世界各国のリーグを、成功したパスの平均距離でランキングしたものだ。
直近のシーズンで比較すると、平均パスレンジが世界で最も短いのは、J1になるという。
1位 15.79メートル、日本のJ1
2位 15.88メートル、スペインのラ・リーガ
3位 15.89メートル、韓国のKリーグ
4位 15.97メートル、イングランドのプレミアリーグ
5位 16.17メートル、フランスのリーグアン
6位 16.18メートル、ドイツのブンデスリーガ
7位 16.38メートル、ブラジル1部リーグ
8位 16.55メートル、ポルトガル1部リーグ
9位 16.56メートル、イタリアのセリエA
10位 16.76メートル、メキシコ1部リーグ
このランキングは、「平均パスレンジに基づく『ティキ・タカ』スタイル順位トップ10」とも紹介されている。
「ティキ・タカ」は、スペインが得意としてきた短いパスをつなぐプレースタイル。J1は、本場スペインよりもショートパスが多いようだ。ただ、パススピードやロングパス成功率との兼ね合いも見てみたいところ。
ちなみに、今シーズンのJ1で最もパス数が多いのは、柏レイソルDF古賀太陽で2946本。自陣でのパス数も古賀が最多(2436本)。敵陣でのパス数なら、清水エスパルスMFマテウス・ブエノの979本が最多で、ロングパス総数はGKを除くと町田ゼルビアDF昌子源の348本が最多となる。
なお、CIES(国際スポーツ研究センター)は、FIFAなどの共同事業として1995年に創設された機関だ。