サッカーの王国であるブラジルが、初めて日本に敗れた。
日本代表は14日に行われたブラジル戦に3-2で逆転勝ち。前半に2失点するも、後半に相手のミスなどから3点を奪って、試合をひっくり返した。
日本はこれまで2分11敗と勝ったことがなかったブラジル相手に初勝利。
ブラジルサッカー連盟公式サイトによれば、セレソンの重鎮であるカゼミロは「(後半)45分で素晴らしい準備を台無しにしてしまった。これは教訓にしなければいけない。W杯はもうすぐだ。ハイレベルな戦いでは、相手が誰であろうと関係なく、45分間で子どもの頃からの夢を奪い去られる可能性がある。後半はチーム全体がベストではなかった。ハイレベルではディテールが全てを左右する」とこぼしていたそう。
『Somos Fanáticos』によると、後半途中から投入されたブラジル代表FWリシャルリソンは、チャンスを決められなかったことで、「彼を招集し続けるのは狂気の沙汰」などと批判されているという。
リシャルリソンはトッテナムに所属する28歳のストライカー。ブラジル代表では54試合で20ゴールを決めてきたが、2022年W杯の韓国戦以降、得点から遠ざかっている。
『TNT Sports』などによれば、そのリシャルリソンは、「こういうことがW杯ではなく、親善試合で起きたのはよかった。教訓になる」と日本戦後に語っていたそう。
ブラジル代表で活躍しなかった「最強のブラジル人ストライカー」5人
ブラジルは2026年W杯南米予選を5位で突破したが、予選が現在の方式で行われるようになった1996年以降で史上最低の勝点だった。