韓国代表は10日、ブラジル代表と対戦、0-5で大敗を喫した。
今回の韓国代表は、ボルシアMG(ドイツ1部)に所属する元U-21ドイツ代表MFイェンス・カストロプを招集しており、注目を集めている。
ブラジルでも後半から出場し、存在感を見せていたカストロプであったが、サッカー界では思わぬ論争が起きている。
韓国メディア『OSEN』は13日、「“嫉妬の化身”独メディア『あいつのせいでブラジル戦に大敗』。どうか正気に戻れ!カストロプへの果てしない偏見と嫉妬」と題した記事を投稿した。
記事では、『ビルト』などドイツの現地紙が、ブラジル戦の大敗の原因がカストロプにあるかのような見出しで報じたことを批判。
カストロプがプレー中、失点などに関与していなかったにもかかわらず、必要以上にカストロプを「敗北の象徴」として扱っている点を問題視した。
『OSEN』は、強豪ブラジル相手に劣勢な試合展開の中で、カストロプがパス成功率90%、有効プレス5回など優秀なスタッツを残していたことを紹介し反論。
また、所属クラブであるボルシアMGでも今季活躍していることを挙げ、『ビルト』などドイツ紙の報道がいかに的外れであるかを解説している。
記事では、将来の“韓国代表の英雄”の未来を次のように展望している。
「彼の成長物語は論争ではなく進化の過程だ。国籍ではなく実力で評価されるべき選手に“不必要な諍い”を仕掛ける行為は、ドイツメディア自身の品格を損なう行為である。
カストロプはすでに答えを知っている。彼はSNSで『言葉で証明しない。試合が私の答えだ』と簡潔に記した。揺るがず、黙々と走りながら、自分だけのサッカーを作り上げている。
結局、“ブラジル戦大敗”という刺激的な見出しで再び難癖をつけたドイツメディアの視線は、韓国を選んだ若きミッドフィルダーへの偏見の延長線に過ぎない。しかしカストロプは、いかなる雑音にも屈しない。いつもそうであったように、彼はピッチの上で全ての質問への答えを示すだろう」
カストロプは9月にも、ドイツメディアによる批判を受けており、ドイツでの彼を取り巻く状況は決して好ましいものではない。しかしながら、それに負けないほど大きな期待を韓国のサッカーファンは持っている。今後のカストロプの活躍に期待だ。