株式会社ジャパネットホールディングスは15日、長崎スタジアムシティが「2025年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
V・ファーレン長崎のホーム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」が2024年10月にオープンして以降、サッカーファンの間でも話題を呼んでいる長崎スタジアムシティ。サッカースタジアムを中心に、アリーナ・ホテル・オフィス・商業・駐車場の6つの機能が融合した超複合建築だ。
常時開放されたスタジアムが長崎の日常となり、試合時には超複合型スタジアムとして新しい非日常の価値を提供。スポーツとエンターテインメントの力で平和の発信と地域創生を担い、民設民営での新たなプロトタイプとなることを目指している。
一方、グッドデザイン賞は(公財)日本デザイン振興会が主催し、暮らしと産業、そして社会全体を豊かにする「よいデザイン」を顕彰するもの。
長崎スタジアムシティの受賞理由について審査員は以下のようにコメントしている。
「造船所の跡地を活用した、民設民営のプロジェクトである。スタジアム・アリーナ・ホテル・商業施設などが極めて高密度に組み合わさった複合施設で、事業を成立させるためにやや詰め込まれた印象とは裏腹に、実際の空間には浦上川や稲佐山への抜け感が工夫されている。
鉄道や道路に囲まれた厳しく狭い土地ではあるが、試合がない日でも閉じられることはない。光と風が抜けて、開放されたエリアも充実しており、高密度な複合がむしろ全体の魅力につながっている。長崎の日常の姿を発信する拠点になるだろう」
■受賞企業
(株)ジャパネットホールディングス、(株)リージョナルクリエーション長崎、(株)三菱地所設計、(株)環境デザイン研究所、(株)安井建築設計事務所、(株)竹中工務店、戸田建設(株)、松尾建設(株)
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8年ぶりのJ1復帰に向け、J2で自動昇格圏の2位につけるV・ファーレン長崎。今週末は18日(土)、自慢のホームに12位ヴァンフォーレ甲府を迎える。