ブラジルサッカー界のレジェンドであり、Jリーグ草創期に鹿島アントラーズに所属したジーコ。
選手引退後には日本代表監督として2006年FIFAワールドカップに出場しており、彼の日本サッカー界への貢献を考えれば「現代日本サッカーの父」と呼んでも差し支えない人物であろう。
ブラジルでもこのことは広く知られており、日本関連の話題が盛り上がるとブラジルメディアは即座にジーコへコメントを求める。
もちろん日本代表がブラジル代表に勝利した14日の歴史的快挙についても、即座に現地メディアは彼を取材したようだ。
ブラジルメディア『PLACAR』は14日、イベントに出席していたジーコにコメントを求めた。
試合結果についてジーコは「最大の問題は敗戦そのものではなく、ブラジルが逆転負けという形で敗れたことだ。日本の初勝利はもっと早く実現すべきだった。しかし、今日ではより経験豊富な選手たちがヨーロッパのビッグクラブで活躍しており、それが違いを生んでいる」と語り、日本の勝利には驚いていない様子だった。
また、敗北したブラジル代表に関しては「一方、ブラジルは(カルロ・)アンチェロッティ監督の下でチャンスを新たに得た選手たちで構成されていたため、チームワークが不足していた」と敗因を指摘している。
ジーコは何位?トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5
ジーコの目から見た日本代表の勝利は、近年の日本人選手のヨーロッパでの活躍を鑑みると決して“偶然”とは言えない結果のようだ。