この夏にボルシアMGからアヤックスへと移籍し、久しぶりのオランダ・エールディビジを戦うことになった板倉滉。
怪我での離脱もあって日本代表での活動を辞退することにはなったものの、ここまでリーグ戦では5試合を戦って1ゴールを記録しており、UEFAチャンピオンズリーグでも2試合でプレー。主力選手の一人として評価されている。
彼が今回アヤックスのファンマガジンである『Ajax Life』のロングインタビューに答えており、以下のような抜粋版が紹介されていた。
「僕はコミュニケーションを取るのが大好きなんだ。もちろんアヤックスでの生活に慣れるには少し時間がかかるが、これまでプレーしてきたクラブでのことを振り返れば、どこでも良い人間関係を築くことができたよ。
自分はオープンなコミュニケーションを取るタイプで、多くの人が抱いている日本人のイメージとは違うんだ。アムステルダムに早く馴染むために、ここにきてすぐに自転車を買ったよ!」
「ブンデスリーガでプレーした経験は、自分にとってとても重要なものだったし、満足感があったよ。3年間、世界で最も大きなリーグの1つで多くの試合に出場できた。
ドイツではメンタル面でもフィジカル面でも強くなった。毎週のように最高レベルのアタッカーたちと対戦する中で、自然と身についていったんだ。そのような環境にいれば、自ずと成長していくものだね」
「守備において重要なことは、準備にあると思う。もちろんタイミングや闘志も重要だが、常に試合の状況を正しく判断することに集中しなければならないものだ。
常に把握しておく必要がある。自分の強みは何なのか、対戦相手と比べて何が足りないのかを。相手よりも足が遅いのなら、予測しておかなければならない。相手よりも弱いのなら、それも予測しなければいけない。準備こそが本当に大事だと思う。
試合中は周りの状況へと細心の注意を払う。相手がどのように動くか、どんな強みを持っているのか。相手よりも良い準備をしておくことが重要だ。そうすればすぐに1-0とリードできる。
守備面でも、ある場面での連携でも、チームメイトとの良好なコミュニケーションも不可欠になってくるね」
なお、「世界最高のディフェンダーは誰だと思う?」との問いに対して、板倉は「フィルヒル・ファン・ダイクだ」と迷いなく答えたという。
板倉のインタビューは『Ajax Life』の最新号で全文が掲載されているとのこと。