古橋亨梧、岩田智輝、藤本寛也の日本人トリオが所属するイングランド2部バーミンガム。
昨シーズンは3部リーグで圧倒的強さを見せつけたが、2部に昇格した今シーズンは10試合で3勝3分4敗の17位(24チーム中)と苦しんでいる。
そのなかで、古橋には厳しい目が向けられつつあるようだ。
30歳の古橋は今夏にフランスのレンヌから900万ユーロ(約15.6億円)ほどの移籍金で加入。ただ、バーミンガムでは公式戦12試合でわずか1ゴール、リーグ戦では10試合で0ゴールに留まっている。
クリス・デイヴィス監督は古橋を擁護しているが、最近は控え起用が続いているのも事実だ。18日のハル・シティ戦は後半18分から投入されたが、チャンスを逃してしまった。
『BirminghamMail』は、古橋の現状をこう伝えていた。
「古橋のバーミンガムにおける課題が凝縮された瞬間。
セルティックではゴールを量産したが、バーミンガムではまだリーグ戦初ゴールを待っている。
ハル戦の5秒間に、古橋のバーミンガムでのキャリアの出だしが凝縮されていた。またもチャンスを逃したのだ。
ホームスタンドから聞こえるため息はいつもより大きかった。この日本人ストライカーに対する興奮と期待は、失望に変わりつつある。
問題は、ミスショットや決定機喪失が続くたびに、亨梧に多くの猶予を与えてきたホームサポーターから徐々に信頼が失われていくことだ。
亨梧のスタメン起用を求める声も、すぐに鎮静化するだろう。ストライカーはゴールで判断されるからだ。
彼が得点感覚をすぐに取り戻さなければ、ファンたちは、今夏最大の投資(古橋への移籍金)が他の選手に使えたのではないかと疑問を抱き始めるだろう。
亨梧に3年契約を提示した理由は、レンヌでの成績ではなく、セルティックでの活躍をもとにしたものだったが、リスクがあった。これまでのところ、その賭けは報われていない」
古橋はスコットランドの強豪セルティックでは得点源として活躍していた。
バーミンガムでも同じような得点量産が期待されていたが、現時点ではまだそれに応えられていない。