来年のワールドカップの開催国であるアメリカ。

2031年の女子ワールドカップも招致する意向のようだ。

アメリカサッカー連盟は20日、メキシコサッカー連盟、コスタリカサッカー連盟、ジャマイカサッカー連盟とともに女子ワールドカップ2031の共同開催招致を正式に開始したと発表。

この4カ国のサッカー連盟は「未来の世代を鼓舞し、スポーツを通じて女性をエンパワーメントして世界のサッカーの発展に永続的な遺産を残す」と、意義高い大会の実現を約束した。

アメリカサッカー連盟会長のシンディ・パーロウ・コーン氏は「私たちはともに史上最大かつ最も影響力のある女子ワールドカップを開催するというかつてない機会を手にしています。この大会は新たな世代のファンを鼓舞し、地域全体、そして世界中で女子サッカーの発展を後押しするでしょう。私たちは2031年を超えても続く遺産を築き、女子サッカーにおける新たな世界基準を打ち立てることで、持続的な進歩を推進できることに胸を高鳴らせています」とコメントした。

アメリカメディア『ESPN』によると、FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏は今年初めにオーストラリアとニュージーランドが共催した女子ワールドカップ2023で5億7000万ドル(約863億円)の収益をもたらしたと明らかにし、今後女子ワールドカップで10億ドル(約1515億円)の収益を目標にしていると宣言したという。

2031年の女子ワールドカップは、出場チームが従来の32チームから48チームへ拡大が決まっており、男子同様に出場チームが拡大されて初のワールドカップはアメリカで行われることになりそうだ。

また、招致が決定すれば、ジャマイカはカリブ海諸国で初のシニアワールドカップ開催国となる。

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イギリスメディア『BBC』によると、2031年および2035年の女子ワールドカップ開催国は、来年4月にカナダ・バンクーバーで行われるFIFA総会で正式に決まる予定だが、他に立候補している国や地域がないことから同4カ国での開催が濃厚だ。

2035年大会については、現状イギリスが唯一の立候補国であるという。

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