Jリーグがシーズン佳境を迎える一方、アジア最強クラブを決めるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)は、9月からリーグステージの戦いが始まった。
J1を2連覇中のヴィッセル神戸は、22日のACLE第3節で韓国の江原FCとアウェイで対戦する。
韓国の『Daum』によれば、江原のチョン・ギョンホ監督は、こう話していたそう。
「江原にとってACLEの舞台に立つことはとても光栄なこと。中国チームとの2試合で経験を得た。
日本のチームはスタイルが違う。緻密なプレーをするが、ヴィッセル神戸は特にプレッシングとトランジションが強い。システムも組織化されている。
彼らの強みと弱点を入念に研究した。我々は日本チームの得意とするプレーを防ぎ、自分たちの強みを最大化したい」
昨シーズンの韓国1部Kリーグで2位に躍進した江原は、ACLEリーグステージでここまで1勝1敗。中国の上海申花に2-1で勝利したが、同じく中国の成都蓉城には0-1で敗れた。
また、江原FWキム・ゴンヒは、こう語っていたという。
「Kリーグの代表として責任を持って、勝利を目指す。我がチームには明確な方向性があり、いいサッカーをしている。このアプローチを日本、中国、そしてアジアのチームにも貫けば成功できるはずだ。
神戸は他の日本のチームとは違いフィジカルが強く、韓国チームのように粘り強い闘志を持って闘う。
まるでかつての全北(現代)のようだ。我々はそのようなチームに対しても、いいパフォーマンスと結果を残したい」
キム・ゴンヒは韓国代表経験もある30歳のFW。
彼は2022年から今年6月まで北海道コンサドーレ札幌でプレーしており、Jリーグをよく知る選手でもある。神戸は日本らしからぬスタイルのチームと警戒しているようだ。
なお、全北現代は、Kリーグ史上最多となる10度の優勝を誇る強豪。昨シーズンはリーグ10位と降格危機に瀕したが、今シーズンは見事優勝を果たした。
2006年と2016年にはアジア王者に輝いた全北は、フィジカルや粘り強い守備と素早いカウンターなどを武器としてきたチーム。キム・ゴンヒは、神戸との類似性を感じているようだ。