かつて日本代表としてもプレーした工藤壮人さんは、2022年10月21日に32歳の若さで亡くなった。

工藤さんは柏レイソルでプロになると、ストライカーとして活躍。2013年に日本代表デビューを果たすと、その後は、MLSバンクーバー・ホワイトキャップス、サンフレッチェ広島、レノファ山口、オーストラリアのブリスベン・ロアーでもプレー。

2022年当時はJ3のテゲバジャーロ宮崎に所属していたが、同年10月に水頭症の手術を受けた後に容体が悪化し、息を引き取った。

工藤さんの死去から3年となった21日には多くの関係者がメッセージを投稿。レノファ山口でチームメイトだった田中パウロ淳一(現栃木シティ)は、Instagramにこう綴っていた。

「2022年山雅のホームで、諦めてないけどメンバーインはなかなか難しいって話をした時、次は宮崎で待ってるよと言ってくれたのが、直接会った最後の会話。でも、あれでどれだけ救われたか。

先日の宮崎戦は点決めれなくて残念だけど、次の試合は2022年今治戦みたいにまさとくんにまたパワー貰おう。見ててほしい。」

田中パウロは、もとはJ1の川崎フロンターレでプロになった選手。現在はTikTokのフォロワー数48万人を誇るインフルエンサーとしても活躍している。

2022年当時は松本山雅に所属しており、再会した工藤さんからの言葉に救われたことがあったそう。

31歳になった田中パウロは、現在、J3の栃木シティでプレー。JFLから昇格してきた栃木は、残り6試合時点で自動昇格圏内の2位につけている。

19日には工藤さんの古巣である宮崎と対戦し、1-1のドローで終了。田中パウロに得点はなかった。

彼は工藤さんが亡くなった2日後に行われた2022年のFC今治戦で圧巻のゴールを決めたが、その試合のような活躍をまた見せたいと誓っていた。

世界が涙…悲劇的な死を遂げたスター6人

この投稿には「(工藤さんが)こんなにもたくさんの人に愛されていたのかと思うと、レイソルサポとしてほんとに誇らしいです。パウロ選手、教えていただきありがとうございます!」、「工藤選手もここまで這い上がったパウロ選手見て絶対に天国で喜んでますよ」などのコメントが寄せられている。

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