昨シーズンからイタリアのパルマでプレーする日本代表GK鈴木彩艶。
23歳の守護神は、セリエAの舞台で評価を高め続けている。昨シーズンのチームは16位と苦しんだものの、鈴木はリーグトップのクロスキャッチ数を記録。
鈴木は今シーズンもパルマでゴールマウスを任されており、先日のジェノア戦では絶体絶命のPKを阻止してチームを救う英雄になった。
その彩艶が、イタリア紙『Corriere dello Sport』のインタビューに応えていた。
同紙の記者は、鈴木は、本当に重要な話でない限り、決して口を開かないため、かつてパルマでプレーした中田英寿氏のほうが話を聞くのは楽だったそう。
そのうえで、「彩艶は本当にナイスガイ、笑顔で、少し照れ屋。秩序、システマティック、几帳面さ、儀式、ルーティンを重んじる。マナー、魂と態度はまさに日本人そのもの。ロッカールームでも、チームメイトに体を洗う必要があると注意しなければならない時でさえ、自分の意見をはっきりと伝える」としている。
その彩艶は、同紙とのインタビューでこんな話をしていたそう。
「今日は、反射神経を鍛えるために特殊なメガネと交互に光るライトを使ったトレーニングをしました。
それから英語とイタリア語の勉強もしています。ピラティスは姿勢と柔軟性を改善し、体幹を鍛えてくれます。
僕は冷静沈着な人間。GKは常にそうでなければいけません。
自分はゴールのカバーが得意で、足元のプレーも分かっています。(イタリア代表GKジャンルイージ・)ドンナルンマは何でも得意ですね。
僕は世界最高のGKのひとりになりたいです。パルマとワールドカップに集中しています。
(恋人はいない?)ワールドカップが終わってから考えますよ。一人暮らしで、昨シーズンは自分でよく料理もしました。
(日本のGKを取り巻く)状況は変わっています。
僕はとても若い頃に浦和レッズに入って、11年過ごしました。そこで技術を学び、トップチームと日本代表デビューを果たしたんです。取り組んできたこと全てがうまくいったので、変えるのは好きではありません。
相手を研究して、技術的革新にも細心の注意を払う。今この瞬間にとても満足していますよ」
日本代表は来年行われるワールドカップへの出場を決めている。
世界最高峰のGKになりたいと考えている彩艶は、世界の舞台で活躍することに注力しており、恋人については大会後に考えるようだ。
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