J1のアルビレックス新潟は4日、ホームスタジアムである新潟スタジアムのネーミングライツ契約をデンカ株式会社が更新することになったと発表した。

2009年の第64回国民体育大会に向けて整備が計画され、その後2002年の日韓ワールドカップの会場に決まったため4万人規模で建設された新潟スタジアム。屋根の形状に因んだ「ビッグスワン」の愛称でもお馴染みだ。

同スタジアムは、2007年からネーミングライツ(施設命名権)を導入しており、2014年1月から現在の呼称「デンカビッグスワンスタジアム」が用いられている。

今回、デンカ株式会社とネーミングライツ契約を更新することが決定。契約料はこれまでと同じ年額4,730万円(消費税込み)で、期間は2026年1月1日から2028年12月31日までの3年間となる(こちらも現契約年数と同じ)。

以下はアルビレックス新潟の代表取締役社長、中野幸夫氏のコメント。

「このたび、長年にわたり当クラブのホームスタジアムである新潟スタジアムのネーミングライツパートナーを務めていただいておりますデンカ株式会社様と契約更新について合意いたしましたことを、心より感謝申し上げます。

デンカ株式会社様は、1915年の創業以来、化学のものづくりを通じて社会の発展に貢献されてきた日本を代表する企業でいらっしゃいます。特に新潟県においては、糸魚川市や五泉市に重要な生産拠点を有され、地域社会との深い繋がりを大切にされてまいりました。

「デンカビッグスワンスタジアム」として歩みを始めて以来、私たちはデンカ様とともに、スポーツを通じた「まちづくり」「ひとづくり」「豊かなスポーツ文化の創造」というクラブ理念の具現化を目指してまいりました。デンカ様が常に意識されている地域貢献とスポーツ振興への熱い想いは、まさにアルビレックス新潟にとって不可欠な原動力でございます。

このたびのネーミングライツ契約の継続は、新潟のシンボルであるビッグスワンを、今後も熱狂と感動を生み出すホームスタジアム、そして新潟のスポーツ振興の聖地として維持していくうえで、極めて心強い決定です。

今後もアルビレックス新潟は、クラブの活動を通して、より多くの県民・サポーターの皆様を「デンカビッグスワンスタジアム」にお迎えし、ネーミングライツの価値最大化に貢献できるよう、全力を尽くしてまいります。

デンカ株式会社様の揺るぎないご支援に重ねて御礼申し上げますとともに、引き続きのご厚誼をお願い申し上げます」

Jリーグスタジアムのネーミングライツ(命名権)、契約金トップ10!「J1昇格」で変動も

先日、残念ながら4年ぶりのJ2降格が決まってしまったアルビレックス新潟。次戦は8日(土)、同じく降格が決まった湘南ベルマーレとアウェイで対戦する。

【厳選Qoly】なでしこジャパン、ニールセン体制での「進化」のカギを握る5名の選手