リーズ・ユナイテッドに所属している日本代表MF田中碧について、地元メディアは「極めて静かな選手」だと評価しているようだ。
今季プレミアリーグに昇格してきたリーズは、ここまでの10試合で3勝2分5敗と黒星が先行しており、20チーム中16位と苦しい立場となっている。
田中碧は10月末に行われたウェストハム・ユナイテッド戦で久しぶりの先発出場を果たし、それまでレギュラーを務めてきたアントン・シュタッハに代わってプレー。2-1の勝利に大きく貢献する活躍を見せた。
しかしながら、引き続きの先発となった先週末のブライトン戦では逆に0-3と大敗してしまい、田中碧も61分でシュタッハと交代でピッチを去ることになった。
リーズの地元メディアである『Yorkshire Evening Post』は、この田中碧とシュタッハの二人について以下のように書いていた。
「ウェストハム戦のあと、田中は自分を批判した。彼はプレミアリーグでもっと成長する必要があることを認めている。2部では圧倒的だったが、プレミアではまだ真の輝きを見せていない。
シュタッハは夏にホッフェンハイムから加入してきたが、彼のパフォーマンスレベルはコンスタントに発揮されておらず、田中の起用が求められた。8番を巡る争いにはどちらの選手も勝利していない。
二人は正反対の人物だ。シュタッハは巨漢であり、インスタグラムでは彼とパートナーが考案した型破りなコンテンツやフォトショップで弄った画像が溢れている。
一方、田中は決して体格的には大柄ではなく、インスタグラムはごくありふれた写真と、短い詩的なキャプションだけだ。
シュタッハはメディアとの会話に抵抗が全くない男だが、田中は極めて寡黙で静かだ。イングランドで2年目を迎えるにもかかわらずだ。先日の試合後のミックスゾーンでは、スタッフに促されて姿を表したが、質問の回答が終わるたびに立ち去ろうとしていた。
彼らに共通するのは、プレミアリーグの新人が直面する難しさだ」
記事ではリーズで3年目を迎えているロドリゴや、今季加入ながらうまく適応しているグズムンドソン、オカフォーらのように、田中かシュタッハが早くプレミアリーグに馴染むことを期待するコメントが書かれている。