トッテナム(プレミアリーグ)のマリ代表MFイヴ・ビスマが銀行口座詐欺に遭った事件の詳細が明かされた。
2022年ブライトンからトッテナムに加入したビスマ。トッテナムではここまで公式戦100試合に出場し、2得点を記録しているが、2022年9月から2024年6月にかけて銀行口座詐欺に遭っていた。
『The Sun』によれば、警察は1年以上前にビスマからの通報を受けてモーリス・ゴメス容疑者を逮捕。 ロンドン警視庁は、ゴメス容疑者が10月に詐欺罪2件で起訴されたことを確認し、それぞれの最高刑は10年となっている。
セレブや大富豪、王族などが利用するクーツ銀行に口座を持っていたビスマだが、両事件の被害者とされている。
なお、『The Sun』が入手した裁判記録によると、ゴメス容疑者はビスマの「同意」なしに、ビスマの現金を不正に自分に送金した疑いがあるという。
検察は、ゴメス容疑者が「個人的な利益を得るため」に総額83万4334.40ポンド(約1億7000万円)の不正な銀行送金を行ったと主張している。
トッテナムから週給5万ポンド(約1000万円)を受け取っていたと言われるビスマと容疑者のつながりは不明で、犯行方法も不明となっている。
なお、裁判になれば証言のために出廷しなければならない可能性が高いビスマだが、『The Sun』が接触した情報筋は「ビスマにとってこれは非常につらい出来事でした。ピッチ内外で彼にとって厳しい一年だったが、今回の件がさらに彼を苦しめることは間違いない」と、同選手の状態を語った。
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ビスマは今季リーグ戦では出番がなく、先月12日にマリ代表として出場したマラガスカル戦では負傷交代を余儀なくされた。