2026年ワールドカップ欧州予選で破竹の6連勝を飾り、1998年以来となる本大会出場に近づいているノルウェー代表。
そのノルウェーで期待されている逸材のひとりが、アンドレアス・シェルデルップだ。
彼は20歳で代表デビューを果たしたアタッカーで、21歳になった現在は、ポルトガルの名門ベンフィカに所属している。
そのシェルデルップが、SNS上に謝罪の声明を投稿した。
デンマーク在住だった2年前、当時19歳だった際に「愚かな過ちを犯した」と告白。シェルデルップは、2023年までデンマークのノアシェランでプレーしていた。
彼は送られてきた短い動画を何も考えずに友人らに転送したが、直後に友人から送信は違法だと聞かされ、その動画を削除。その時は、事態の深刻さを理解していなかったが、いまは愚かな過ちだったと深く後悔しているそう。
今年になってデンマーク警察から連絡を受け、聴取に協力したというが、「起訴されて、執行猶予付きの有罪判決を下される可能性が高い」とのこと。
「言い訳はできない」、「すべて自分の責任」として、「映像で被害を受けた人、友人、国、失望させてしまったすべての人に謝罪したい」とも。
ノルウェーは、13日と16日にW杯予選が控えている。シェルデルップは、混乱を招く今回の件は、代表戦後にアナウンスしたかったものの、それができなくなったとしつつ、あらためて謝罪した。
『VG』によれば、シェルデルップは18歳未満の未成年が映っている性的コンテンツ(写真や動画など)の所持または共有の罪で起訴され、有罪判決を下される見込み(自白扱いだとも)。
ノルウェー代表のストーレ・ソルバッケン監督は「金曜に彼と話した。これは若手選手の一人による、信じられないほど愚かな行為だったことは間違いない」としつつ、「彼が起きたこと、影響を受けた人々に対して明確に謝罪し、デンマーク当局に協力したのはよかった。2年前の事件を告白し、結果を受け入れる姿勢だ。彼がこれを教訓として、二度と同じことを繰り返さないと完全に信じている」とも語っていた。
指揮官はシェルデルップを代表から外さないことを決めており、「アンドレアスにとっては厳しい状況なので、月曜日に合流したらケアが必要になる」とも述べている。