ポルトガルの名門スポルティングCPに所属する日本代表MF守田英正。
流通経済大学を経て、川崎フロンターレでプロになると、2021年1月からポルトガルで活躍してきた。
確かな戦術眼と技術を兼ね備えた実力派MFとして地位を確立。サムライブルーでも主力へと成長したが、昨シーズンから怪我に苦しんでいる。
30歳になった今シーズンも故障の影響から、まだフル出場がない。先月に続き、今月の日本代表戦にも招集されなかった。
8日に行われた古巣サンタ・クララとの対戦でも後半途中からの出場。2-1でスポルティングが勝利した試合後、守田は、SNSにポルトガル語でこのようなメッセージを投稿した。
「アウェーゲームにもかかわらず、最初から最後まで後押ししてくれたスポルティングファン全員の応援に本当に感謝している。
難しい試合だったけれど、目標を達成し、リスボンに非常に重要な勝点3を持って帰ることができた。
今は自分自身と戦っている。日々、自問自答しつつ、ハードワークしている。
ヨーロッパでの道が始まった場所であるアソーレス諸島に戻り、古巣サンタ・クララと対戦できたことは、個人的に厳しい時期にある自分にとって特別な機会になった。
昨日は皆さんの愛情とサポートをずっと感じた。本当にありがとう。これからもベストを尽くし、皆さんを幸せにするために努力を続けていく」
守田は2021年1月から2022年夏まで、アソーレス諸島にあるサンタ・クララでプレー。古巣との対戦で感じるものがあったようで、現在は葛藤する日々を送っていると吐露していた。
この投稿にはチームメイトや元同僚らが反応。サンタ・クララでともにプレーした田川亨介(現鹿島アントラーズ)は「原点ですね!」とのメッセージを送っている。
一方、ポルトガル紙『Record』や『Maisfutebol』は「守田は謎めいた意味深なメッセージを投稿していた」と伝えていた。