2011年6月15日(水) - ヴィボー・スタディオン(ヴィボー)
Czech U-21
0
0-1
0-1
2
Spain U-21
得点者
27'
47'
A・ロペス
A・ロペス


優勝候補大本命のスペインが、11戦負けなしのチェコを下し、本大会初勝利を飾った。

初戦のイングランド戦では、ボールを保持するもゴールまでのあと一息が足りず、1-1の引き分けに終わったスペインだったが、この日は違った。「イングラン戦後、おれたちは重要な部分が欠けていたことを話し合ったんだけど、その結果もあって落ち着いて臨むことができた。『イングランドはタフな相手だったし、彼らのプレー内容も良かったんだ』って思うことで再スタートが切れたんだ」とは、この日2得点を上げたチームを勝利に導いたFWアドリアン・ロペスの談。圧倒的なボールポゼッションは維持しつつ、そこに、各局面でファイトする姿勢、ハードワークを怠らない姿勢を加えたことで生まれた会心の勝利であった。

一方チェコは、システムを4-4-2に変えるなど、様々な対抗策を練っていたようだが、結果的には不発。最前線に並んだ2トップは、スペインの守備陣に封じ込まれ、逆にこのシステム変更によって、薄くなった中盤でいつも以上に不利な状況を作られる始末。特に、サイドバックの前、ミッドフィルダーとディフェンダーの間でボールを受け取り、自由に攻め込むムニアインやマタの対応には苦しみ、失点以外でもヒヤヒヤする場面を幾度となく作ってしまった。


27分 アドリアン・ロペス(スペイン)0-1

47分 アドリアン・ロペス(スペイン)0-2

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(筆:Qoly編集部 T)

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