1977年、2000年、そして2003年と、3度の世界一を誇り、2001年に高原がプレーしたことでも知られるボカ・ジュニオールス。そのホームスタジアム、通称「ラ・ボンボネーラ」は世界でもっとも有名な“チョコレート箱”(La Bombonera)で、垂直に切り立ったメインスタンドのボックス席で熱狂するマラドーナの姿はサッカーファンにはお馴染みだろう。
1940年にブエノスアイレスのボカ地区に建設され、その後何度かの改修を経ながら、クラブの歴史を見つめてきたボンボネーラ。しかし、70年という月日を積み重ねた現在、スタジアムはいくつかの問題を抱えている。その一つが、キャパシティだ。49,000人という収容人数はそれなりに立派だが、これは現行のFIFAの基準によって算出されたものではなく、また、世界的に人気のあるボカのようなクラブにとってはやや寂しい数字。しかも、チケットの販売はクラブ会員が優先されるため、観光客などはなかなか気軽に試合を観ることができない。
そこで近年、再びボンボネーラの改修プロジェクトが浮上しているのだが、先日とあるボカファンがかなり気合の入ったイメージを公開したのでちょっと紹介。
基本的にメインスタンドを建て直し、全体に屋根を付けるというアイデアのようだ
ちなみに、2011-12シーズンの前期リーグ、ボカは無敗で首位を快走中。5日に行われるホームでのバンフィールド戦、引き分け以上で、2008年前期以来となるリーグ優勝が決まる。今季はリーベル・プレートが2部のため、「スーペルクラシコ」がないのは残念だが、ボカとしてはライバルの居ぬ間に優勝回数の差(リーベルは33回、ボカは23回)を詰めたいところだ。
(筆:Qoly編集部 O)