さて、神戸はJ2に降格したことで大幅にチームが変わるため現状どのようなチームに生まれ変わるのか予想もつかないが、エステバンは既にアジアでの十分な経験を積んでいる。

コロンビア時代はスピードや運動量が目立ち、技術、戦術的に器用な印象を受けなかったものの蔚山ではテクニックや試合の流れを読む能力の高さも示しており、J2という舞台を考えれば"ハズレ"ることは考えにくい。

2月9日に31歳となるが衰えも特に見られず、これまでのキャリアを見れば現在Jに所属する外国人選手のなかでも実績はトップレベルであり、環境さえしっかり整えてあげられれば間違いなく活躍する、と断言しよう。

継続性・一貫性に関してはいろいろと疑問の残る神戸であるが、補強に関する話題性において日本に新たな風を吹き込んでいるのもまた事実であり、このJ2でしっかりチームを作り、再びJ1で暴れまわってほしいものだ。

おっと最後に。エステバンのフルネームは『Juan Estiven Vélez Upegui』で、韓国でプレーする以前は「フアン(エスティベン)・ベレス」という呼称が一般的であった。

韓国でプレーするようになって以降、“Estiven"が強調されるようになりヴィッセルでの登録も「エステバン」となったが、綴りを考えると謎である。"エスティベン"でしょ(笑)

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