アーセナルに買い戻しオプションがあるという噂も

マンチェスター・ユナイテッドがバルセロナのスペイン代表MF、セスク・ファブレガス獲得に着手したと報じられている。

『London Evening Standard』が報じる所では、サー・アレックス・ファーガソン監督の退任に伴い、ユナイテッドはビッグネームの獲得に動く事を決断。候補として挙げられているのが元アーセナルのキャプテンであるセスク・ファブレガスと、かつてのエース、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドだという。

セスクがエミレーツ・スタジアムからカンプ・ノウへ3500万ポンドの移籍金で移籍したのは2年前の事。バルセロナにはまだ500万ユーロ移籍金の支払いが残っており、セスクを売却することで2000万ポンドを手に入れられると考えていると報じられている。26歳のMFはスターティング・イレブンでプレーしているが確固たる地位を築くのに苦労しており、今季はファンたちから批判される事も少なくなかった。チャンピオンズリーグの準決勝においてトータル0-7でバイエルンに敗北した事もスカッド改造に着手するきっかけとなっており、オファーに耳を傾ける準備ができている模様。

プレミアリーグに戻ることになればアーセナルでの8年間の経験があるだけに非常にやりやすい環境にはなるが、アーセナルのファンへ与える衝撃は計り知れないものとなる。アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督が1月に「いつかエミレーツ・スタジアムに戻ってくる日が来る」と発言しており、この発言によってアーセナルは「バルセロナがセスクを放出する場合に買い戻す事ができるオプションをセスク売却時に付帯させた」と噂されている。本当にアーセナルがオプションを保持しているならば、そのオプションを使おうとするはずだが、セスクに大金を支払う事になり、これまでの補強計画が大きく狂うと見てよさそうだ。

ユナイテッドが中盤の強化を望んでいるのはこれまで報じられてきた通りだ。ポール・スコールズは既に引退が決定。アンデルソンは売却が濃厚であり、ダレン・フレッチャーは健康問題により将来が不確定だ。フィル・ジョーンズはDFとしての未来が待っており、マイケル・キャリックは7月で32歳になる。セスク獲得が事実であればユナイテッドにとって主要ターゲットであるのは間違いない。

なお、クリスティアーノ・ロナウドについてはこれまで報じられている通りだ。契約延長を拒否しているレアル・マドリーのエースの買い戻しをユナイテッドが望んでいるというストーリー。今回はウェイン・ルーニーの移籍志願も交えて名前が浮上している格好だ。

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