1997年3月26日、ウェールズ北部のレクサムに生まれたウィルソン。 『BBC』によれば彼の両親はともにウェールズ人ながら、彼自身は8歳だった2005年からリヴァプールに所属していて、祖父がイングランド人でもあるためイングランド代表を選択することもできたそう。 イングランド側もウィルソンを説得しようとしていたという憶測もあるが、本人がウェールズを選択したという。

それについてコールマンは「ハリー・ウィルソンを欲しがっていたのは我々だけではなかった。それは分かっている。 我々は金曜日に彼の両親と話し合った。彼らは彼がウェールズのためにプレーしたがっていたと話した」と述べたそう。

とここまでは代表デビューの話だが、その裏ではまた別のあるストーリーもあった。なんでもウィルソンの祖父、ピーター・エドワーズさん(62歳)はウィルソンがまだ生後18か月だった頃、孫がいつの日かウェールズのフル代表でプレーすることに賭けを行っていたんだそう。

エドワーズさんがレクサムの地元ブックメーカーに払った掛け金はわずか50ポンド(約8千円)だったそうだが、0.0004(×2500)というオッズだったこの賭けを見事に的中させたことで12.5万ポンド(約2000万円)をゲットしたという。 ウィルソンはもとより一家にとっても記念になる誇らしい瞬間になったということだろうか・・・

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