8月25日、『Gulfnews』は「オマーン代表GKアリ・アル・ハブシを発掘したジョン・バリッジ氏は、ノルウェー1部のスタベックと契約したインド代表GKグルプリート・シン・サンドゥに対して『プレミアリーグでプレーする最初のインド人になるだろう』と話した」と報じた。
ジョン・バリッジ氏はブラックプールやアストン・ヴィラやニューカッスルなどでGKとして活躍し、47歳まで現役を続けたことで知られる。後に中東地域でコーチとして活動し、オマーン代表GKアリ・アル・ハブシを欧州に送り込んだ師匠でもある。2012年にテン・アクションというインドの放送局で解説者を務め、南アジア地域にも活動の場を広げた。現在はシンガポール代表のスタッフを務めている。
そして彼が今回欧州に送り出したのがインド代表GKグルプリート・シン・サンドゥ。イースト・ベンガルの下部組織出身で、わずか17歳でデビューを果たした経験を持つ。2011年にはフル代表にも招集されており、197㎝という体格を備え、将来を嘱望されている選手だ。
彼は8月15日にノルウェー1部のスタベックと契約を果たし、欧州に進出。労働許可証を得なければ英国ではプレーできないため、活躍してインド代表で定位置を掴めるかがカギとなる。彼にとっては難しい道のりになるが、ジョン・バリッジ氏は太鼓判を押しているようだ。
ジョン・バリッジ
「グルプリートはイングランド・プレミアリーグでプレーする最初のインド人になるだろう。エヴァートン、ウィガンが彼に興味を持っている。しかし、彼はまだ労働許可証を取得する必要がある。
彼はスタベックのファーストチームでポジションを掴み、インド代表の第一GKにならなければいけない。彼は大きなチャンスを持っている。素晴らしいキーパーになることが出来る。
グルプリートは6フィート5インチで、アル・ハブシが小さく見えるほどだ。彼のキックはピッチの端から端まで届き、スローイングはまるで槍投げのようだ。
私が彼を最初に見たのは、19歳の時だ。11万人の観客の前でコルカタ・ダービーを戦っていた。彼は成功者のメンタリティを持ち、必死にそれを望んでいる。私は彼に疑いは持っていない」