12月3日、鹿島アントラーズは公式サイトで「中田浩二選手が2014シーズンをもって現役を引退することになった」と発表した。なお、引退後はスタッフとしてクラブに残留する方針で話し合いが行われることが決まっているという。

中田浩二選手は1979年生まれの35歳。帝京高校から1999年に鹿島アントラーズに入団し、若くしてチームの中心選手となり、後にマルセイユ、バーゼルと欧州のクラブにも所属。2008年からは鹿島に復帰し、7シーズン半の間プレーした。

代表ではフィリップ・トルシエ監督時代にワールドユースのメンバーに選ばれ、そのまま多くのメンバーとともにシニアに引き上げられた。シドニー五輪を経て日本全体が歓喜に湧いた2002年ワールドカップへの出場も果たし、国を代表する選手の一人となった。

またジーコジャパン時代にも継続してメンバーに選出され、2006年ドイツワールドカップにも出場。オシム監督時代の初期まで日の丸のユニフォームに袖を通していた。国際Aマッチの出場記録は57試合2得点となっている。

サポーターへのお別れの挨拶は12月6日に行われるサガン鳥栖戦の終了後に行われるとのことだ。


【Qolyインタビュー】FC琉球の元日本代表DF藤春廣輝が明かす…「伝説のCS浦和戦、あわやOG→劇的決勝弾」「オーバーエイジで出場したリオ五輪」の裏側