1月26日、『AS』は「リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリーに対し、違法な取り引きを行った可能性があるとしてFIFAが調査を行っている」と報じた。
FIFAのルールにおいては18歳以下の選手の国外移籍が原則的に禁止されており、多くのクラブは両親に仕事を与えることなど様々な手段を持ってその規約の穴を突いている格好となっている。
昨年にはそれに違反したバルセロナがおよそ2年に及ぶ長期の補強禁止処分を受けたことで知られており、日本から入団した久保建英もその煽りを受けて公式戦に出場できなくなっている。
『Daily Mail』によれば、レアル・マドリーで調査の対象になっているのは2012年に獲得したマヌエル・ゴドイ、そして2013年に獲得したフェルナンド・マシアスの両名。
ベネズエラ出身の彼らはリーベル・プレート、ミランとの交渉を行っていたが、レアル・マドリーはスペインで行ったサッカー教室で仲介し、両名との契約をまとめている。
レアル・マドリーは現在FIFAとの間で会談を続けており、現在は証拠となる資料の書面をやり取りするとともにその審査が行われている段階にある。
先日クラブはミンク・ピーテルス、マルティン・ウーデゴール、マルコ・アセンシオ、ルーカス・シウヴァと若い選手を続々と獲得。これらは移籍禁止処分を受ける可能性を考えた補強である可能性も示唆されている。