『Reuters』は「2023年アフリカネイションズカップを開催することが決まっているギニアは、2022年ワールドカップが冬に開催されることに抗議した」と報じた。
先日FIFAの専門調査委員会は2022年にカタールで開かれるワールドカップを11~12月に開催するという案を提示し、3月19日、並びに20日の執行委員会の会合でこれが議論されることになった。
しかし史上初の冬開催というケースのため、各国のリーグ戦などスケジュールに多くの影響を与えることが予想されており、2023年1月に行われる予定であったアフリカネイションズカップも半年延期される可能性が高いと言われていた。
だが、これをホストすることが決まっているギニアは、大会を6月~7月に遅らせることは出来ないと反論した。
ドマーニ・ドレ ギニアスポーツ大臣
「我々は6月のネイションズカップに対応できない。その季節は雨季にあたるからだ。
大会のスケジュールに関して、アフリカサッカー連盟はギニアのアドバイスに耳を傾ける必要がある。我々はネイションズカップとワールドカップが衝突している問題については理解している。
しかし、アフリカサッカー連盟は我々の頼みを聞かなければならない。6月の開催には対応できない。それは不可能なのだ」
西アフリカに位置するギニアは雨季と乾季がハッキリ分かれる気候を持つ。5月中旬から10月までは前者に当たり、毎年非常に激しいスコールが降り各地に被害が出ることで知られている。