同世代の選手がブレイクする中…
リヨンのトップチームでデビューしたのは2012年5月。ニースとの試合で87分に途中出場し、プロの舞台へと足を踏み入れた。
しかし、膨らんだ期待の一方で、彼はなかなかブレイクすることが出来ずに苦しい時期を過ごすことになった。
2011-12シーズンは16試合に出場し3度のスタメンのチャンスを得たが、無得点に終わってしまう。ELではスパルタ・プラハとハポエル・シュモナを相手に2ゴールを決めたのだが、信頼を得るには至らなかった。
今季はユース出身の選手がトップチームの大半を占めることで大きな話題を集めているリヨン。GKアントニ・ロペス、FWナビル・フェキール、MFジョルダン・フェリ&コランタン・トリッソなど、多くの選手がブレイクを果たしている。
その一方で、最も期待を集めていたはずのベンジアはまだスタメンに定着できずにいる。17節、18節ではエヴィアン、カーン相手にゴールを決めたものの、その後はベンチに逆戻りした。
同世代の選手たちが評価を高める中、かなり出遅れてしまった格好になった「天才」。しかし彼はまだ20歳。「NEXTベンゼマ」の可能性はまだ消えていない。
リヨンとの契約は2016年6月30日まで。あと1年と3か月の間に、彼に飛躍の時は訪れるのだろうか? 今後のプレーに期待である。
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