■近日の主な動き
最も大きな動きと言えるのは、もちろんメンフィス・デパイの移籍内定。まだ完全に決まったわけではないが、クラブも選手も合意をしているので、あとはマーケットが開く時を待つだけである。
そのほかにはボルシア・ドルトムントのイルカイ・ギュンドーアン+マッツ・フメルス。
前者は退団がほぼ決定しており、マンチェスター・ユナイテッドとの合意に至ったという報道まであったが、のちにドルトムント側からまだオファーにも至っていないことが明かされている。
後者はギュンドーアンが放出決定ということでドルトムントに残されるのではないかという報道があり、ここのところ進展がない所を見ると残留に傾いている可能性もある。
だからなのか、またアスレティック・ビルバオのフランスU-21代表DFエメリク・ラポルトの話が再浮上しており、4200万ユーロ(およそ55億円)に設定された移籍金の額を巡って交渉を行っていると報じている。
サウサンプトンのナサニエル・クラインについては『Sunday Times』が「高度な交渉」に進んでいると報じている。ユナイテッドからのオファーは1800万ポンド(およそ33億円)に増額されているとのことだ。
『The Sun』は「アトレティコ・マドリーのMFコケの獲得にも動いている」と報じているが、これはチェルシーの方がより近づいているとのこと。
チェルシーつながりで言えば、『Bild』はベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネの獲得にユナイテッドが動いていると報じている。ただ、ヴォルフスブルクが求めている移籍金が5000~7000万ユーロ(65~91億円)と推測されており非常に高額である。
また、モナコが大きく値下げをする可能性が高いとのことで、ラダメル・ファルカオを買い取るのではないかという『Telegraph』の報道もある。
この理由はモナコがFFP違反で和解金を支払わなければいけないから――ということであるが、ファルカオの保有権はそもそもドーイェン・スポーツ(投資会社)が半分以上(55%と言われている)を持っているので、モナコがタダまで値下げをしたところで半分以下にはならないはずである。
また、やや非現実的な所としてはレアル・マドリーのギャレス・ベイルとダビド・デ・ヘアとトレードで取るのではないかという話がある。もし実現すれば昨年以上のビッグディールとなるが……。
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