昨年の夏にジエゴ・コスタと共にアトレティコ・マドリーから加入したのはフィリペ・ルイス。現役ブラジル代表ということでローマへ移籍したアシュリー・コールの後釜として期待されたが、出場機会を得ることに苦しんでいる。アトレティコ・マドリーに復帰するという噂が根強く、スペイン代表MFコケやウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンを獲得するための取引の一部になるという噂が流れている。

スタンフォード・ブリッジの絶対的守護神だったチェフがクラブを離れるのは間違いない。ベルギー代表GK、ティボー・クルトワの復帰によりプレミアリーグでは殆ど出番が無く、シーズンを通して移籍先が騒がれた。獲得に最も近いのはアーセナルだろう。チェルシー側はプレミアリーグのライバルに譲り渡す事を渋っているようだが、チェフ本人の希望はロンドンに残ること。長らくクラブを支えてきた存在だけに、移籍金さえ折り合えばライバルへの放出もやむ無しという雰囲気だ。

最後はクラブのレジェンドであるディディエ・ドログバだ。ドログバは2012年の夏にチャンピオンズリーグ制覇を置き土産にチェルシーを退団。その後、上海申花、ガラタサライと渡り歩いていたが、モウリーニョの要請に伴いクラブに復帰した。37歳という年齢やジエゴ・コスタの活躍によりレギュラーでプレーすることはなくなったが、控えのFWとして存在感を発揮していたのは確かだ。しかし、チェルシーとの契約は今シーズン限り。契約延長の話は出ておらず、退団する可能性が高い(※追記:24日、正式に退団を発表)。

常勝軍団を目指し、欧州での覇権を狙うチェルシー。たとえ超一流選手たちであっても生き残るのが非常に難しいクラブと言えるだろう。

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