6月16日、韓国Kリーグ・クラシックのFCソウルが日本代表MF髙萩洋次郎の獲得を公式発表した。

隣国であるということもあり、これまで日本人選手11名がプレーしてきたKリーグ。12名目となる高萩の活躍を祈って振り返ってみよう。

海本幸治郎(2001~2002年 城南一和)

現所属:引退

ガンバ大阪から2001年に城南一和に入団し、日本人選手として初めて韓国でプレーするプロ選手となった。多くの怪我に苦しんでいたものの、Kリーグでは2年で11試合に出場した。

退団後は名古屋グランパスエイト、アルビレックス新潟、東京ヴェルディなどでプレーした後再び海外に進出し、オーストラリアでボニーリグ・ホワイト・イーグルスとノースクイーンズランド・フューリーに所属。2009年に現役引退を発表している。

兄の海本慶治(現大宮アルディージャコーチ)もサッカー選手であったことで知られている。

前園真聖(2003年 安養LG、2004年 仁川ユナイテッド)

現所属:引退

アトランタ五輪でブラジルを破り「マイアミの奇跡」を演出した日本代表チームのキャプテンとして知られる快足ドリブラー。

東京ヴェルティを退団してからしばらく経った2013年に安養LGチータース(後のFCソウル)に加入し、次年度は創設2年目の仁川ユナイテッドへと移籍した。しかし怪我もあってあまり目立った活躍をすることは出来ず、2004年を最後にチームを離れ、その後現役を引退した。

ご存じの通り現在は泥酔事件をきっかけにタレントとしてブレイクしており、TVドラマにも本人役で出場するなど活躍の場を広げている。

戸田和幸(2009年 慶南FC)

現所属:引退

2002年ワールドカップでは赤いモヒカンで一世を風靡したファイター。トッテナム・ホットスパーやADOデンハーグに所属し、海外にも挑戦したことでも知られる。

2008年にサンフレッチェ広島からジェフ千葉へと貸し出されていたが、このシーズン終了後に所属先を失う。練習参加を経て慶南FCに入団したものの、初夏に足を骨折して離脱してしまい、あまり出場できないまま退団することになった。

その後はザスパ草津、町田ゼルビア、そしてシンガポールのウォリアーズを経て現役を引退。現在は新進気鋭の解説者としてサッカー界のトップランナーである。

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