2015年のU-21欧州選手権、最優秀選手に選ばれたのはポルトガルのMF、ウィリアン・カルヴァーリョ。

全ての試合を観戦したというUEFAのテクニカルオブザーバーがMVPに選出したカルヴァーリョはすでにフル代表でも13キャップを誇る巨体ボランチで、今大会でも中盤で絶大な存在感を発揮した。

『UEFA.com』では、ドイツを5-0で打ち破った準決勝でのパフォーマンスが最も印象的だったとしている。対峙したエムレ・ジャン(リヴァプール)を圧倒し、チームの大勝を大いに助けたと高評価を与えた。決勝ではPK戦の最後のキッカーになるという悔しさを味わったものの、今大会No.1となる349本のパスを成功させたとのこと(アテンプトは394本、成功率は約88%)。

最後にウィリアン・カルヴァーリョが今大会で残した数字を振り返ってみる。

出場時間:480分(今大会最多タイ)
パスアテンプト:394本(今大会最多)
パス成功数:349本(今大会最多)
被ファール数:12回(今大会最多)
ブロックアテンプト:4回
ファール数:3回
枠外シュート:1回
枠内シュート:0回

シュートはほとんど打てなかったものの、ビルドアップなどでの貢献度が非常に高かったといえそうで、これはスポルティングにおいてもほぼ同じ。

この夏もアーセナルへの移籍が囁かれ続けているカルヴァーリョ、その去就に一層注目が集まりそうだ。

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