トム・ドゥーリー
(フィリピン代表監督)
「(フィリピンはボクシング、バスケットボールが盛んで、アメリカとは大きく違う)
比べることも出来るし、比べることが出来ないとも言える。彼らはリーグを持っていたんだ。私がアメリカ代表へ行った1992年には、それがなかったからね。サッカーは全く市場に出ていなかった。存在しないものだった。
それが、ここにはナショナルチームと共に存在していた。ただ、アメリカとの違いは、彼らは2000万人のサッカー経験者の子供を持っており、フィリピンにはそれがないということだ。
我々アメリカ人の古い世代は、バスケットボールと野球をやっていた。しかし、その子供はサッカーをしていた。
10年が経ち、おじいさんやおばあさんは老いていく。そしてティーンエイジャーは成長し、サッカーをする子供が育っている。
MLSがヨーロッパのリーグと同じレベルになるまでには、時間の問題だろう。それが起こるだろうと私は100%確信できる。
フィリピンでは、我々はその基盤がない。サッカーをする子供はわずか1万5000~2万人だ。我々には世代の問題はない。文化に問題がある。それをサッカーの文化に変えなければいけないが、それには多くの時間がかかる」
「(しかしそれは起こる?)
全ては進歩していくものだ。マーケティングを行い、子供達がテレビでそれを見る状況にしなければ。そうすれば、彼らは熱中して、プレーしてくれるだろう。
バスケットボールはまだ1番手だ。しかし、子供達はサッカーがより良い人生を提供してくれると気付いてくれるだろう。
なにせバスケットボールは身長が必要だ。しかし、サッカーではメッシが世界のベストプレーヤーだ。彼はフィリピン人のような体格だからね」
フィリピン代表監督「我々は第二のアルゼンチンになれる」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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