カルロス・ケイロス
(イラン代表監督)
「(木曜日にはマスカットでオマーン戦、その後日本との親善試合だ。FIFAランキングでは39位に上昇している)
FIFAランキングは、あくまで順位付けに過ぎないものだ。意味はあまりない。
しかし、我々のポジションは他の国と比較して開発のプロセスが進行していることを反映したものになっていると思う。
日本、韓国、オーストラリアなどの国は、彼らが持っている立場があるので、いい位置にいる。我々はそこに入っていることに喜んでいる。アジア最高の国でありたい。
しかし、我々は現実にも直面している。このポジションを守らなければならないし、より強くなれることを信じている。
オーストラリア、日本、韓国には、ヨーロッパでプレーしている多くの選手達がいる。それは彼らにとって利点だ。
しかし、確かなことが一つある――ピッチでは、結局同じサッカー選手であり、違ったチームなのだと。対戦することになれば、彼らの道を険しくさせてやるのさ」
「(経済制裁のために資金不足が続いていた。しかし、それが解除されたことから、今後は好転する可能性が示唆されている)
多くの希望があるよ。とても、とてもポジティブだ。我々はユースの育成環境、基盤に多くの投資を行わなければならない。それは我々が今やれることだ」
(ブラジルW杯以来13試合で9勝。20歳のサルダル・アズムンもブレイクしている)
若い選手はチームの魂なのだ。彼らはチーム・メッリ(イラン代表の愛称)の情熱、野望、そして誇りを一新した。
この世代交代は、イランのフットボールにおける未来のための戦略的な運動でもある。
誰もがチームのために正しいことをやっていると思わなければならない。
誰もが将来のために正しいことをやっていると思わなければならない。
そして、自分自身と選手達を信じなければならない。
私はこれらの全てをやっていると思っている。そうすれば神のご加護があるだろう」
「(今後の目標は?)
イランにとっても挑戦は、アジア最高のチームになることだけではない。我々にはヨーロッパでの最高クラスに対抗できる偉大なポテンシャルがある。
ドイツ、フランス、アルゼンチン、ブラジルのレベルはちょっと厳しいが、スウェーデン、デンマーク、ギリシャ、ウルグアイ――彼らのレベルに追いつけない理由はない。それが今後10年の目標だ」
日本代表と対戦するイラン監督「10年でスウェーデンクラスに」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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