試合は開始早々にコスタス・スタフリディスのゴールでギリシャが先制したものの、26分、55分とハンガリーにゴールを許し逆転を許す。

ここからも両チームは点を奪い合い、残り10分の段階で3-3の同点になっていた。

すると試合終了間際の86分、ギリシャに待望の瞬間が訪れる。

ホセ・ホレバスのクロスボールにパナジョティス・コネが頭で合わせて逆転弾!

試合はこのまま終了し、ギリシャが4-3と勝利したのだ。

「失望的なEURO予選を終え、ギリシャは未来に目を向けた」と紹介したのはFIFA。

繰り返しになるが、これはギリシャにとって2014年6月24日に行われたワールドカップ対コートジボワール戦以来15ヵ月ぶりの勝利である。この間、EURO予選はもちろん親善試合でも勝利の凱歌をあげることは一度もなかったのである。

結局、ギリシャのEUR2016予選は最下位で幕を閉じた。2014年8月には13位だったFIFAランキングも現在では44位にまで順位を落としており、この1年間はまさに悪夢のような時間であったはずだ。

しかし、ギリシャはEURO予選の最終節についに勝利をもぎ取った。国内の経済が安定しないなか、希望の光を見つけ出したのだ。ギリシャが次に目指す舞台は2018年ワールドカップ。ベルギーやボスニア・ヘルツェゴビナといった強敵と同居するグループステージは、来年9月からスタートする。

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