さて、イリッチである。スロベニア代表にはヨシップ・イリチッチというフィオレンティーナで活躍する左利きの攻撃的MFがいるが、今回浦和が獲得したのはイリチッチではなくイリッチ。右利きのDFだ。

彼がもっとも知られているのは、2007年から2010年にかけて在籍したスペインのベティス時代だろう。ただ、アスタナでは今季、UEFAチャンピオンズリーグに参戦しグループステージの全6試合に先発、ほぼフル出場している。この際のポジションは基本的に右サイドバック。ベティス時代も同ポジションが定位置だったことは当時のファンならよく知っているはずだ。

一方で、現在のスロベニア代表、そしてアスタナでも国内リーグでは主にセンターバックとしてプレーしている。つまり、今季のCLでは守備重視でサイドに入っていた可能性が高い。

イリッチは188cmの恵まれた体格にスピードなど高い身体能力を備えた選手で、クレバーな守備を武器にDFラインであればどこでもプレー可能。足元のテクニックが目立つタイプではないが、リーガでサイドバックとしてプレーしていたように攻撃面でも仕事のできる選手だ。以下は彼のプレーを集めた動画。

ハードに守りつつ前にも出ていけるイリッチ。浦和では3バックの左右どちらかで起用される可能性が高いかもしれない。

こちらはパルチザン・ベオグラードに所属していた2014年のゴール。エリア内に侵入しクロスに合わせるこんなシーンが浦和でもたびたび見られるかも?

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