――撮影で苦労したシーンは
最後の方はもう泣いてばかりで。最後のスタジアムでガンバレ―というシーンがありますが、撮影がはじまったら泣き止んで走って叫んでの繰り返しでした。
今回は、私は横浜が地元なので、その地元で上映するチャンスがあって非常にうれしいです。
彼女が地元だと語るヨコハマの夜景、今年もこの地にフットボール映画祭が帰ってきた。
――現在は高校3年生ですが?
無事卒業できることになったので、通信制の大学に進んで勉強をしながら演技の道に進みたいと思います。
その言葉通り1年後、彼女はアンバサダーとして戻ってきた。
最近の近況としては、4月7日~10日に、舞台『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』(演出:冨樫森)に主演・息吹役として出演が決まっている。彼女の言葉を掲載しよう。
「こんにちは。フットボール映画祭2016公式アンバサダーとなりました堀春菜です。昨年、主演作「ガンバレとかうるせぇ」を上映して頂き、今回、アンバサダーとして戻ってくることが出来て本当に嬉しいです。
映画祭、そして私の地元ヨコハマを盛り上げていけるよう頑張ります。よろしくお願いします!」
また、今回はメガホンをとった佐藤快摩監督からも特別にコメントを頂いている。
「『ガンバレとかうるせぇ』の今後の展開についてはまだ何も決まっていませんが、以前から劇場公開をしたいという強い想いはありました。なかなか行動に移せずにいたので、今年こそは劇場公開して一人でも多くの方に観ていただきたいと思っています。また、海外の方にも観ていただきたいという気持ちが、釜山国際映画祭に参加して強くなりました。日本の部活がどう映るのか、また違う国の映画祭に参加できたら嬉しく思います」
「 今年のフットボール映画祭で観たい作品は、『1/11 じゅういちぶんのいち』です。片岡監督はニューシネマワークショップという映画学校の先輩で、片岡監督の短編映画特集なども観に行ったことがあり、サッカーをどのように劇映画として描いているのかとても興味があります。また、サッカードキュメンタリー映画にはない、サッカー劇映画の新しい可能性を考えるきっかけにもなると思うので、大変楽しみです」
俳優/1997年3月17日、神奈川県生まれ。
2014年、映画『ガンバレとかうるせぇ』(佐藤快磨監督)主演で映画デビュー。 釜山国際映画祭での上映をはじめ、国内外の映画祭で賞を受賞。その後も『time』(中川駿監督)、『楽になりたい』(松田遥平監督)、『ぼくらのさいご』(石橋夕帆監督)と立て続けに主演として出演。2016年は『空(カラ)の味』(塚田万理奈監督)、『全力で走る』(加藤大志監督)等3本の主演映画が公開待機中。4月には、舞台『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話(演出:冨樫森)』に主演・息吹役で出演。今後も映画を軸に活動の幅を拡げていく予定。
ヨコハマ・フットボール映画祭
世界の優れたサッカー映画を集めて、2016年も横浜のブリリア ショートショート シアター(みなとみらい線・みなとみらい駅から徒歩6分)にて2月11日(木・祝)、12日(金)、13日(土)、14日(日)の4日間開催!全国ツアーの日程も含め、詳細は公式サイトにて。
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