2. スリリングなアウェイゴールルール

そんな大会をより興味深いものにしているのは、Round16から準決勝で採用されている「アウェイゴールルール」だ。

CLの決勝ラウンドはホーム&アウェイ形式で行われ2戦合計で勝敗を決するのだが、合計のスコアで並んだ場合にはアウェイでの得点が多いチームが勝利となる。つまり、決勝ラウンドではアウェイゴールが大きな価値を持つのだ。

これによって、試合はよりスリリングなものとなった。

CLの決勝ラウンドでは、ホームでの1stレグを2-1で終えるのは決して十分なリードを手にしているとは言えないのだ。逆に言えば、2-0とリードされていても1点さえ取れば2ndレグに向けて大きな希望が持つことができる。

そのためよほどの大差にならない限り、見ている側としては試合の興味が最後まで保たれ、試合はより緊迫したものとなるのだ。

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