ペップ・グアルディオラ
「ヨハン・クライフは、我々に情報を与えてくれた。それは、試合における文法でもあった。
私はサッカーについて何も知らなかった。そして、ヨハン・クライフが全てを与えてくれた。彼は、我々に魅力的な世界を開いてくれたのだ。
ハーフタイムの段階で良いプレーが出来ずに戻ってきたとしよう。誰もが『雷が落ちるだろうな』と予想する。もっと戦わなければならなかったと分かっているからだ。
しかし、ヨハンはこう言うんだ。
『君は悪かった。なぜなら、君は走りすぎているからだ。自分が行きたいところにパスを送りなさい。そして、そこに走らないようにしなさい』と。
誰もが聞かされるような言葉もあるわけだが、ヨハンはその正反対のことを言うんだ。
バルセロナはヨハン以上の存在だ。それは明らかにね。しかし、ヨハンは我々にプレーの方法を教えてくれた革命家だったのだ。
偶然ではないよ。彼が多くのコーチを育てたのはね。我々がこのような試合を理解することを助けてくれたのだから」
「彼は、『論理ではなく、本能に従って行動しろ』と言っていた。先日のユヴェントスとの試合のようにね。首吊りの縄が私に掛かっていた。こんな時ヨハンならどうするのか、私は分からなかった。それが何なのか、私はいつも悩み続けているよ」
【厳選Qoly】日本代表の2024年が終了…複数回招集されながら「出場ゼロ」だった5名