アンプティサッカー協会副会長でアンプティサッカー日本代表監督の杉野正幸氏は、今回のプロジェクトについて、以下のようなコメントを寄せている。

「覚悟と情熱。アンプティサッカーをプレーする者たちには須要なものだ。それは時に己を奮い立たせ、試合で相手を凌駕するための武器となり、なによりこの激しいスポーツを続けていくための糧となる必要不可欠なものだ。

アンプティサッカーとは病気や事故で足や腕を失った者たちが、クラッチ(杖)で体を支えながら、片足でボールを蹴り、片手でゴールを守るサッカー。中には可哀相な人たちが行うサッカーと思う人もいるだろう。そんな人には是非とも彼らのプレーを間近で見て欲しい。時には華麗なプレーが、時には泥臭いプレーが、時には観客をも騙すトリッキーなプレーが、衝撃を与えることだろう。彼らのプレーは、リハビリを目的とした運動ではなく、一競技であり、サッカーの一つのジャンルであることを感じられるはずだ」

「今回、縁あってアンプティサッカー協会はHummelとコラボレーションし、スニーカーの売り上げによる収益を寄付していただくことになりました。私たちはこの資金をクラッチと呼ばれる杖の購入費に充て、小学校での講演やイベントにてアンプティサッカー体験の場を作り、障がいの有無に関わらず多様性を受け入れ、個性が発揮できる社会作りを目指します。

かつて、革命家チェ・ゲバラは、人間はダイヤモンドだと表現し、ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けず、また人間を磨くのは人間でしかない。人間磨きにはコミュニケーションが不可欠だという言葉を残した。私たちは、人と人とのコミュニケーションに加え、多様性を受け入れることも必要だと考えます。そして、多様性を受け入れ、覚悟と情熱を持つ人の心はダイヤモンドよりも美しいと信じています」

デンマークのレトロスタイルと日本の丁寧なモノづくりが融合した今回のコラボスニーカーは、数量、店舗ともに限定販売。

4月25日(月)よりHummelのオフィシャル通販サイトおよび以下の12店舗で発売される。価格は18,000円(税抜)。

ISETAN SALONE MEN'S(丸ノ内)
atmos Ginza(銀座)
atmos Shibuya(渋谷)
PISTACCHIO DAIKANYAMA(代官山)
Styles 代官山(代官山)
atmos Harajuku(原宿)
S-Rush(原宿)
イケダヤ靴店(上野)
K SPORTS(中野)
ISETAN HAUS(名古屋)
キョーカ(京都)
BOSTON CLUB HEP FIVE店(大阪)

なお、「hummel PRAY」は今秋にかけて4回連続で行われ、様々な団体とともに多様性を認め合える社会の実現を目指す。

【厳選Qoly】日本代表の2024年が終了…複数回招集されながら「出場ゼロ」だった5名

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手