『Sydney Morning Herald』は「JリーグとAリーグは、共同でスター選手を獲得するというアイデアを考えている」と報じた。
今季のレギュラーシーズンを終え、優勝者を決めるグランド・ファイナル(プレーオフ)の決勝を来月1日に控えているオーストラリア。
それに向けてJリーグは代表者をオーストラリアへと派遣する見込みで、翌日には両者のパートナーシップを締結する予定となっている。
Jリーグはこれまでイランなど他国との提携を発表してきたが、Aリーグはこれが初めての公式パートナーシップであり、今後の戦略上重要なものになると予想されている。
これらの件について話したマーク・フォルヴォ(オーストラリアサッカー連盟 国際関係部長)は、日本との間に驚きのアイデアがあることを明かした。
マーク・ファルヴォ
「(Jリーグがプレーオフを導入したことについて)
彼らは何度かここに来て、我々のグランド・ファイナルのシステムを学んでいった。彼らは今明らかに同じシステムを持っている。そして、彼らがそれに満足しているだろうと考えているよ」
「1つのアイデアは、共同で選手に投資を行い、それを2リーグ間でシェアすることなのだ。半分は日本で、半分はAリーグでプレーする」
中東地域や中国の資金力に押され、有力な選手を獲得しづらい状況になっている日本とオーストラリア。スター選手の獲得をする際に2リーグがお金を出し合うというのは、世界でも非常に珍しいアイデアである。
また、AFCチャンピオンズリーグのプロモーションについても両国は苦しんでおり、対戦する際の広報活動についても共同で拡大を図っていく方針であるという。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ