リカルド・クアレズマ(ベシクタシュ)
クリスティアーノ・ロナウドと同じスポルティング・リスボンのユースが生んだ宝石。18歳でデビューを果たしたクアレズマは、いきなり大きな活躍を見せて注目を集めた。
圧倒的に繊細なボールコントロールとトリッキーなアイデア。ラボーナやアウトサイドキックを得意とし、全てのサッカーファンを感嘆させた。その一方で、時にプレーの軽さやスピード、フィットネスの問題に直面した。
2003年に移籍したバルセロナではフランク・ライカールト監督の元で力を発揮できず、わずか1年で帰国。FCポルトへと移籍した。
後にイタリア・セリエAのインテルと契約。ジョゼ・モウリーニョの下でプレーしたが、2008年には「金のバケツ賞」(年間最低選手賞)にも選ばれてしまった。
ルイス・フィーゴの後を継ぐとも言われたクアレズマ。そこそこの選手にはなったが、持っていた才能からすればなんとも寂しいものである。