『ちっさな超絶ドリブラー!』アンドレ・オルタ
オルタという名前を聞いて、リーガ・エスパニョーラのファンなら当然、マラガのリカルド・オルタを思い浮かべるはず。彼の2歳下の弟が、このアンドレ・オルタだ。
同じようにベンフィカのユースからヴィトーリア・セトゥバウに移ってプロデビュー。19歳のアンドレは今季ポルトガルリーグでレギュラーに定着したばかりか、クラブの中心的存在になった。
兄も小柄で細身だが、弟は更に・・・だ。身長は167cm、体重は55kgしかないと言われており、日本人の平均と比べても小さい。しかしそれを補って余りあるテクニックと俊敏性を備え、屈強な選手の間をするりと抜けていく。
すでにヴィトーリア・セトゥバウの会長は「アンドレ・オルタは来季ベンフィカへ行く」と明言しており、ステップアップは確実。このチームで最も注目される「10番」だ。
『神出鬼没の山賊』ロマーリオ・バルデ
ギニア=ビサウの生まれであるが、幼少期にポルトガルへと渡り、エストレラ・アマドーラとベンフィカの下部組織で育成されたアタッカーだ。
『バンディード』(賊)と称されるバルデの特徴は、なんといっても身体能力とテクニックだ。容易にディフェンダーを引きずっていけるパワーとスピードに、時に無駄にも思えるトリックの数々。
2015年のUEFAユースリーグではパネンカ(チップキック)でのPKを大失敗し、こんなプレーになっちゃったことも・・・
今回のトゥーロン国際大会では1試合キャプテンも務めていた。このチームはそんなに知名度が高くない選手たちなので、『ポルトガル山賊団』とでも言っておこうか?