現在行われているリオ五輪サッカー競技は、最大の優勝候補である地元ブラジルが非常に苦しんでいる。
大会前には日本代表を相手に親善試合で勝利を収めており、かなり恵まれたと言える組み合わせでもあった。
ところが、始まってみれば開幕から2試合連続でノーゴールの引き分け。固いと考えられていたグループ首位突破も危うい状況になり、驚きを与えている。
[Qoly] これは屈辱的…低調なブラジル代表に向けて歌われたチャントが超皮肉 https://t.co/OKUYfaXykA
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年8月8日
今回の五輪は、FIFAから各クラブに選手の派遣義務がないことが確認されたため、各チームに有力な選手がほとんど入らなかった。
その中で、ブラジルは地元開催ということもあってネイマールなど大物選手が入っており、個々の能力から言えば抜けていると考えられていたからだ。
しかし、よく考えてみればそれほど楽なグループだったのだろうか? デンマークは有力な選手がいなくても常に組織力を発揮してくるチームであるし、安定感がある。
そして、イラクのメンバーを見れば、どう考えてもブラジル以上に「本気度」が高いのである。もしかしたら、フィジー以上にこの五輪に「賭けている」のかもしれない。